すぎ内科クリニックの院長のブログです.

2019年12月08日

構造安定性と病気

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ん〜〜〜
医者でありながらも、この様な本を沢山読みました。
それは…本当の病気の姿を知りたかったからです。

この写真の人は
ルネ・トム(仏: René F. Thom, 1923年9月2日 - 2002年10月25日)と言う人で
フランスの数学者です。専門はトポロジー。カタストロフ理論の創始者です。
ウィキペディアより

このトムが興味を示したトポロジーとカタストロフィに関しては…
体内臓器の運動や人間の身体の成り立ち、病気への視点に対して重要な理論で…
今後の医学の発展の基礎になって行くと思われてなりません。


CCF_einstein.jpg

この写真はアインシュタインが日本に訪れた時を説明する展覧会での本の表紙です。
自分に取ってのアインシュタインは…最も敬愛する科学者です。
東洋哲学的にはアインシュタインは「陰陽の巨匠」です。

彼(アインシュタイン)の素朴な疑問…
「光より早い宇宙船に乗っていたら光はどの様に見えるんだろう?」
こんな汚れない子供の様な視点が大きな発見を生んでいくことになります。

時間と空間という巨大な運動体の中で如何に構造安定性を保つか?
ここが人体が生きることへの意味の原点に他なりません。
もちろん、病気が起きるメカニズムが依存している運動です。

この様に病気の数理的解明の基盤が出来上がっています。
この様な考えをどの様に利用し次世代の医学の発展につなげるか?
これが未来の医学への大きな鍵になって行くと思います。

身体の構造安定性と病気とは密接な関係があるに違いありません。
病気は身体を安定させるために起きる…生きるために起きる現象だと考えます。
この様な「病気を肯定する考え方」が今後の医学を左右します。

実は…そんな考え方と東洋医学の考え方が近いんですよね。
だから、江戸時代の医学は、当時の世界最高レベルだったに違いありません。
この考え方を捨てて…現代医学の視点だけを追うのは、どうかな?と。
日本という国は、それだけ重要な物を持っている世界に取って貴重な国です。

日本の特徴は…中医学の様に次々に付け加えない。
不要なものを排除して、必要な物のみを残すことが出来る国です。
二千年前の傷寒論が残っている様に重要な部分を、そのまま残す力を持っている国です。

Doctor-Xにはなれないけれど…Doctor-Z 程度にはなりたいよねぃ〜(^0^)。
ここまで来ると研究者なんだけど、医者は臨床が出来ないとなぁ〜。
てな訳で…研究を残そうと思いながらも、今は一介の開業医ですよねぇ。
ただ、研究者としての視点は臨床をしてても同じなんですよね。うん(^_^)

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PS:「私…失敗しないので」かぁ…(笑)

posted by 杉幹雄 at 17:50 | Comment(0) | 病気

2019年11月22日

東洋医学的なイレウスの視点

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まずは現代医学でのイレウスの視点です。
イレウスは腸閉塞なので、内科的治療は3つになります。

一つ目は「胃管」を入れて胃腸内の減圧を図る。
二つ目は「浣腸」をして胃腸内の減圧を図る。
三つ目は「絶食」させて点滴治療をして新たな胃腸内の増圧を避ける。

これで症状が改善しないならば…外科適応になるのが普通です。

ーーーーーー
胃癌の手術をしてからイレウスを6回繰り返している、と。
遠方からの患者さんが受診されました。

内科的な治療を4回、外科的な治療が2回で、
術後、計6回のイレウス治療で入院されています。

「このイレウスをどうにかならないか?」と
地方から1時間以上の交通機関を使って来院されました。
ーーーーーー

実際には自分にも十二指腸潰瘍の術後に
イレウスを何度も起こしています。

でも…自分には入院歴はありません、脱走歴はあります(笑)。
だってぇ…その病院にいても治らないか、手術じゃなぁ。
脱走する他、ないよなぁ。

その時には
鍼の師匠もいて下さり、鍼だけでイレウスを治療して下さいました。
(残念ですが、鍼の恩師は今は亡くなってしまっています)

ただし、鍼治療に関して注意しなくてはならないこともあります。
鍼治療の世界は体表面の気の流れが分かる先生もいれば…
体表面の気の流れが分からないで穴だけに鍼を打っている先生もいます。
鍼治療が出来たころには「穴(ツボ)」なんかはなかったのでは?
鍼灸師ほど実力が問われる医療はないと思います。

現代医学の視点からすると違和感ありますよね。
現代医学は病名を決まれば治療法が決まるのですから。

一方では…鍼だけで治ってしまうのに驚きを隠せないのも事実です。
そんなことから「どうしてイレウスになるのか?」を何度も考えました。

これは表の気の流れが大きなウエイトを占めています。
腸の蠕動運動は…腸だけで行われているものではありません。
体表の気の流れが悪くなれば、腸の蠕動運動も低下します。
これが意味することは「人間は全身で生きている!」ということです。

と、すれば…
表の気の流れを良くすることが治療の一つになります。
次に現代医学では「イレウス=大建中湯」の公式が成り立っている様ですが
自分が本気でイレウスを漢方治療するときには大建中湯は使いません。

(ここに投与した漢方薬の名前を書かないのは…
 患者さんにより漢方治療も異なるからです。)

漢方薬に病名投与の公式はなく…
如何に身体を見つめて、適切な漢方薬を投与するかに他なりません。

折角、遠方から受診されている患者さんなので
上手く治療をして行かれれば!と思われてなりません。

PS:今の医学に少しでも貢献できればと思いもあります。
  研修会でも開こうかな???
      「笑顔を見せることは大切だよね…うん(^_^)」。


posted by 杉幹雄 at 22:34 | Comment(0) | イレウス

2019年11月17日

病気の運動は難しく考えるほど難しくなる

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東京国立博物館より 鍼灸練習用の「銅人形」

今日は鍼灸師さんのご主人の身体の調子が悪いとのことで
来院された患者さんを診ての感想から記事にします。

この記事は鍼灸師さん用になるのかな?
医師が読んでも…病気の違った見方を見つける切欠にはなると思います。
患者さんには鍼治療の意味が分かるのでは?と思います。

鍼灸用の「銅人形」は…
経絡や穴(つぼ)の位置を把握する教育道具として使われてきました。

目を隠して、銅人形を触り穴の位置を正確に探す道具です。

この銅人形を作ったのは…おそらく…
「後世に鍼治療を繋げること」を目標に制作された?と
自分個人的には考えています。。。

鍼治療の根幹は体表面の気の流れを良くする治療です。
気の停滞部位に鍼を刺すと、気の流れが確認出来ます。

この様な事実から考えると…
銅人形を作った人は、体表面の気の流れを感じられる人です。

人間の世界が物質により豊かになるに従い…
本来持っている人間の天性の感性を失ってきています。
それを分かって…銅人形を作り上げたのでしょう。

鍼治療の根幹に関しては…経絡も穴もほぼ関係ありません。
気の流れをつける治療ですので、気の停滞部位を把握できれば
そこに鍼を打つだけで身体は良くなります。

難しいことはないのでは?
言葉を発しない身体と、赤ん坊の時の様な無為の心で対面し、
その病状を出している真意を把握すること。
そこには経験や知識は邪魔です。。。

身体との対面は、何の知識も要求されず
ありのままの姿を赤ん坊の時の視点で見つめることに尽きます。
そこで気づいたことに知識や経験を合わせていく。

そんな視点で身体を見つめると…
新しい医学に繋がり、日本が先導する新しい医学が作れるに違いない!
そんなことを思います。
うん(^_^) うん(^_^)

PS:シルクロードを聞くときに中国の医師の姿が浮かびます。
鍼や漢方薬の薬草を担いで患者さんの家までの道を歩いている医師の姿。
とても…医師の本来の姿ですよね。


posted by 杉幹雄 at 09:09 | Comment(0) | 東洋医学

2019年11月13日

分かって欲しい2つの胃腸炎診断

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胃が悪い!と診療しに来ても、二つの場合があること。
これを消化器内科を専門としている医師に説明したいな。

ーーーーー
胃が調子わるいので…胃腸科に通っていました。
腹部の診察した医師からは…
「おかしい、お腹が張っている
 悪い病気かも?」とか言われた、と自分の診療を受けに来ました。

患者さんからは…
「この状態で2ヶ月、状態がなおらない」とか???
ーーーーー

診察して…溜息〜〜〜(´ヘ`;)ハァ
胃腸炎は2種類あると分かる医師は少ないのかも知れない。

1)腸炎を基盤とする胃腸炎
2)胃炎を基盤とする胃腸炎

この2種類があることになります。
胃と腸はつながっているから、どちらが悪くても同じような症状を出すんだよね。

この患者さんは胃が悪いと診断され胃薬だけを出されていた。
でも、これは腸炎を基盤とする病態なので、胃腸炎として治療する必要がある。
そんな治療をすると…直ぐに症状が取れていく。

「学校で教えられなかった!」ではなくて自分で気付くことだよなぁ。
 臨床は気づくことですよね。

と、言う自分も未熟です。。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
自分も診療が終わってから検査のデータが来て…
検査結果とにらめっこです。悪ければ患者さんに連絡します。
診療が8時に終われば、患者さんに連絡するのは10時前になります。
でも、患者さんは…その連絡を喜んで受け入れて下さいます。

それは自分が未熟なのを出来るだけなくそうとしているだけです。


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DoctorXかぁ…正しいことを言っている部分も多いよなぁ。
パソコン診断より、人間の感覚の方が正しい。

1人1人の患者さんを大切に診ながら
難しい患者さんには…どうにか病気への逃げ道を見つけるのが自分の姿です。

自分は完璧ではありませんので…
患者さんが良くなれば、患者さんと同じ様に嬉しいです。
患者さんが苦しんでいれば、患者さんと同じ様に苦しいです。

でも、その中から患者さんに一筋の光を当てることの大切さ。
その一筋の光を見つけることが医師の仕事だと思いながら診察しています。

受診している患者さんには笑顔で生活できる姿を望んでいます。
うん(^_^) うん(^_^)

PS:DoctorXのオーケストラバージョンってあるんですね。
  素敵…ですよねぇ〜うん(^_^)

posted by 杉幹雄 at 20:04 | Comment(0) | 病気

2019年10月27日

じんま疹やアトピーから診た身体全体の運動性とは?

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久しぶりのブログの更新となります。m(__)mスマン!!

今回は患者さんのことを見つめながら「アトピー」を考えます。
アトピーを皮膚科領域のみの病気と診ることは無理があると思います。

それは…アトピーの根源的な原因は…
内臓のうっ血にあり、そのうっ血を逃がすために皮膚に症状を起こしています。

抗アレルギー剤やステロイド軟膏では無理があります。

皮膚は皮膚だけで自立性を持っている臓器ではありません。
身体は全身の安定性を維持しようとします。
これからすれば…皮膚と内臓との関係を考える必要があります。

昨日受診したお子さんの身体は酷いものです。
身体の全面から診ると…季肋部から右と左に色素沈着があります。
背面から診ると…臍部の部分と関連する背部に色素沈着があります。

これは内臓の色々な部分に、うっ血が強いことを意味しています。

皮膚病でも皮膚だけで症状を起こすわけではありません。
内臓との相対的な運動により…その様な症状を示していることになります。

抗アレルギー剤とステロイド軟膏で、病気の噴火口を塞ごうとしても
内臓からのうっ血を発散させる意味において皮膚に症状がでます。

現代医学は部分的には…とても良い医学です。
一方…遺伝子を解明しても、遺伝子から身体を一つの運動体として
成り立つことを実証していませんし…今後も不可能だと思います。

それはマクロの運動とミクロの運動が異なるからです。
遺伝子であるミクロの運動がマクロを全てコントロールできるか?と言えば出来ません。
マクロの運動(臓器のバランス)を維持することからミクロの運動(遺伝子や代謝)も
コントロールすることができます。。。

つまりマクロによりミクロが変化させることも出来ることになります。
具体的には、マクロである臓器のアンバランス性により、
ミクロである遺伝子の変化をさせることが出来ます。

このことから言えば…今の現代医学でも、まだ未熟です。
これから、新しい視点を持った医学が作られていくのでは?と思います。

そんな部分に光を当て、病気の本質を示唆しなくては!と
いつも考えています。。。

病気解明の新しいサイトを作り発信して行く予定です。
考えは出来上がっていますので…後は皆さんに分かる説明をして行きたい!と
思っています。

PS: やっぱりZardの「揺れる想い」だよねぇ。

posted by 杉幹雄 at 05:27 | Comment(0) | アトピー

2019年09月29日

Plymouth(プリマス)と現代医学の視点

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ヨーロッパの白人がアメリカに最初に到達した場所が
ボストン中央部から少し南の「プリマス(Plymouth)」という土地です。
実は…アメリカにいた時にボストンにも長くいました。

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上の写真のメイフラワー号と言う船に乗って…
プリマスから南に延びる岬のケープコードにたどり着きます。
その後に湾内の「プリマス」に入植することになります。

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「この家は300百年の歴史があります!」とか?
日本人からすると「えぇ???」てな感じです。
日本には1000年前以上の建物が沢山残っています。

だから…アメリカは新しい国ですよね。

このプリマスから西部へと領地を拡大したのが今のアメリカです。
インディアンが住んでいた土地を奪って行くのが西部劇です。

基本的には…アメリカの人の愛想はとても良いですが
その人を信じるかどうか?は、その次に置いています。
日本人からすると、クエスチョンの部分も多いかな?…そん風に感じました。

西洋文明は力で勝ったものが勝ちです。
その考えは医学にも置かれていて、病気に力ずくで対応していきます。

その医療の殆どが対症療法になっていることを考えると…
基本、病気の本質理解よりも勝てることを基盤としている医学の様ですよね。

この様な考え方から出来ている医学が現代医学です。

力だけで押し切れれば良いかも知れませんが…
この考えを基盤とする医療の限界が見えていますよねぇ。。。

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アインシュタイン曰く…
「I comfirm that God does not play dice(神はサイコロを振らない)」
病気に必然性があれば…現代医学の凋落は見えています。

現代医学も良い部分は沢山あるんですけどねぇ。。。

PS:今日はホイットニー・ヒューストンにしました。
  武道館でホイットニー・ヒューストンコンサートでの彼女の声を聞いたときには感動でした。

  マイケル・ジャクソンが好きな医師ということで来院された患者さんは
  少し落ち着いてきました。良かったな、と思います。

posted by 杉幹雄 at 16:58 | Comment(0) | 医学

2019年09月22日

願いは叶う!…NewYork

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何度も行きたい!と願った場所…それはニューヨークでした。
「どうしても行きたかった場所」でした。

もう30年以上も前の話になってしまいました。
いま行きたいと思う外国はありません、が。(^_^; アハハ…

あの頃は何度も「ニューヨークに行きたい!」と願いました。
「願っている」と叶えてくれるんですよね。不思議ですよねぇ。

ある切っ掛けが出来て2ヶ月程度、アメリカに行く機会を得ました。
最初にニューヨークに着いた時、JFK(ジョンエフケネディ空港)から見たニューヨークには…
貿易センタービルが聳え立っていました。。。

「あぁ〜あのビルにキングコングが登ったんだなぁ〜」
 とか思ったような。うん(^_^)

何故、ニューヨークに行きたかったか?と言えば…
ブロードウェイに一度でも良いから行ってみたかった…。

ミュージカルが好きでブロードウェイで見てみたかったから。
それは…自分も同じ様なことをした経験があったからです…(^_^; アハハ…
客席は満員…でも、動き始めれば、そんなことは全て忘れていました(^_-)ネッ。
拍手と歓声…「終わったんだな!」って。うん(^_^)

でも、本当のミュージカルって…どんなものなんだろう?
「見てみたい!」と思っていました。

そして…ブロードウェイでのキャッツやコーラスラインを観て
キャッツの役者さん達のダンスの上手さと声量の強さに驚きながら…
ただ、感動して声も出ないまま震えていたような感じだった様な。。。

だから、今でもライブも音楽もミュージカルも好きです。
今も本当の舞台を見たいんですけど…少しの間は仕事で行かれませんが
一段落ついたら、またライブでも見てみたい!とか思っていますよね。

医療との関係?
不思議なことは「心からの願いは叶うこと」です。
それは医学でも変わらないと思ったりします。。。

身体と精神は表裏一体だから、(^_-)ネッ

posted by 杉幹雄 at 01:07 | Comment(0) | 時代と精神