2013年05月31日
シーボルト考
長崎のシーボルト邸跡の公園です。
ん〜〜〜
この公園には何度も行きました。
「先生! また先生に会いに来ましたぁ〜。」
でも呟くのは悩みばかりだったりします (^^ゞ。
「先生! 開業することになりました!
でも、とうなるんだろうかぁ? (^_^)」
「先生! 開業しても、
まだまだしんどいです、ねぇ…(×_×)」
そんなことを呟きながら…
このシーボルト邸跡を歩くのが自分だったりします。。。
そこには…
苦悩したシーボルトがいる!と感じているからかも知れません。
こんな場所にシーボルトの倉庫があったんだよな。
自分が感じるシーボルトですが…
とても純粋な人なんだよな!とか、感じます。
彼は…
日本に来て日本女性と恋に落ちました。
そして、女の子ももうけました。
でも…
日本地図を船に乗せて祖国に帰ろうとした罪で
日本追放となりました。
彼は、日本に残した女性のことを
いつも思い描いていました。
でも、その日本の女性は…
寂しさに耐えられずに日本男性と結婚しました。
それは、シーボルトの悲しみでもあり
また、その日本女性の悲しみでもあったのだと思います。
それを知ったシーボルトも祖国の女性と結婚し
子供をもうけています。。。
そして、
日本追放が解かれて、再び日本に訪れる日が来ます。
そのとき、待っていたのは
昔、恋人だった女性でした。(×_×)
シーボルトは、その女性を
この公園の場所の医院で、働かせました。
でも…それ以上のことはしなかった
と、言います。
一方で、
そんなことがあった日本に、故郷で産んだ子供を
領事として置いて帰ったのがシーボルトなのです。
(×_×)
d(^-^)ネ! 感じませんか?
日本に対する大きな愛情。
そして、当時の社会が許さなかった
日本女性のとの結婚が出来なかった寂しさ。
そんな人間としての寂しさを知っていた人。
それこそがシーボルトに外ならないと思います。
(×_×)
<br>
やはりぃ〜〜〜
好きだなぁ。。。
医者としての姿を見るようで
Y(^^)ピース!
posted by 杉幹雄 at 21:30
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| 医療
2013年05月28日
医療の息吹…
これは「北海道開拓の村」に
保存されている「近藤医院」です。
独身の時に行って感銘を受けて
5年ほど前にも家族と訪れました。
自分の仕事が医者だからか?なぁ。。。
その場所で病気と苦闘した先生の息吹って
感じるんですよね。
(゚_゚;)(。_。;)(゚_゚;)(。_。;)ウンウン
魚眼レンズですので歪んで見えますけど
全体像を把握出来ますよ、ね d(^-^)ネ!
左の受付に沢山の患者さんが
受付を済ませて診察を待ったのでしょう。
診療室です。
すり切れた白衣が良い感じですよね。
ちなみに…
自分は医院では白衣を着ますがぁ…
基本、白衣が嫌いです。(×_×)
お産をするベッドも置かれています。
このベッドで出産した患者さんも多かったのでしょう。
これが未開地での医療ですよ、ね。
すべてを診る医療です。
すごいな、と感じますよね。
ホントに!
そして薬局です。
この薬局で調剤した薬を飲んで
病気から回復した患者さんも沢山いらしたのでしょう。
素敵でしょ? d(^-^)ネ!
自分の医院も…
悪戦苦闘している自分の息吹や
色々な患者さんの息吹が残ると良いな!と
感じます。
「岬めぐり」…1974年かぁ。。。
大阪万博が1970年。
夢の大阪でした。
今では福岡に行く時に
飛行機から眺める眼下の大阪の街でしかありません。
でも、また行ってみたいな。
お好み焼きを食べたいな。
(゚_゚;)(。_。;)(゚_゚;)(。_。;)ウンウン
良く行く福岡での自分のお気に入り!
そんな食べ物って
最初はラーメンや水炊きだったりしましたが…
今は新鮮な魚介類だったりします。
サザエの壺焼き
小さいですが5〜6個で500円です。
安いでしょ?
基本、福岡の飲食は安いんですぅ!
Y(^^)ピース!
それと呼子のイカは…
福岡に行ったら食べる価値ありです!
是非、福岡に行かれたら
食べてみて下さい、ね。(^_-)-☆
posted by 杉幹雄 at 23:13
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| 医療
2013年05月19日
日本刀と医療
この日本刀は東京上野の国立博物館に飾られているもので
江戸時代の井上真改によって作られたものです。
力強さと共に目を奪われるような曲線と輝きを放っている姿に
感動したりしました。(゚_゚;)(。_。;)(゚_゚;)(。_。;)ウンウン
いまの日本人に取っても…
「刀」は日本人の魂であり、日本人の心だと感じます。
そんな武士道の精神を江戸時代の漢方の本から
感じることがあります。
江戸時代に生きた漢方の巨匠の一人
「稲葉文礼」によって書かれた「腹症奇覧」と言う本があります。
それまでの漢方薬が脈診や舌診が主体であるのに対して
腹部を診察して、漢方薬を決めて行こうと考えた医師です。
漢方薬投与の難しさは…
診察した身体と漢方薬を結びつける所にあります。
そこには「病名」という観念はありません。
いかに一人一人の身体に合わせて漢方薬を決めるか?
この部分は漢方治療をする人に取って
大きな壁となっているのが実情なのです。
さて、この「腹証奇覧」のはじめに
腹証をするに当たっての心得が書かれています。
「夫れ、腹證を按ずるの法は、
先ず、病人を平かに臥さしめ、志気を正しくせしめ、
さて医者も、亦、平かに坐し、
呼吸を正し志気を臍下に収め、
あたかも、武夫の兵(きれもの)を執りて敵に向うが如く、
大病を怖れず、死生に眩せず、富貴に屈せず、
貧賤も侮らず、その病敵を治してその疾苦を救わんと、
心を専一にして診察すべし。
是れ疾医、病者を診察するの大法なり。」
医師とは言え、武士の魂をもって診察することの大切さを
物語っていると思います。
いま生きている私達は生活が豊かになり
江戸時代は古いと感じられるかも知れません。
でも…人間に取って大切なものは
今の人達よりも、江戸時代の人達の方が
より大切にして生きていたとも感じます。
今の医学を大切にしながらも
昔、同じ日本人として生きてきた人達の心を
もっと知ること。
そんな気持ちが
これからの医療を決めて行くに違いない!と思います。
(×_×)
ん〜武士だよねぇ。
d(^-^)ネ!
posted by 杉幹雄 at 10:37
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| 医療
2013年05月03日
達観とは…
「治療のこと この見て見
へず 触って触り得ぬもの
から出発し 行はるるもの也」
野口晴哉先生のことば、です。
まさに達観によって
病気を見つめていた人です。
達観という言葉は、間にレ点が入り
「観るに達する」と書きます。
一般の人々(自分も含めて)には…
目に見える刺激が強すぎて
目に見えた物だけを信じようとします。
(゚_゚;)(。_。;)(゚_゚;)(。_。;)ウンウン
でも…本当のところは
見えていない。。。
本当のものは「心の目」でないと
見えないということです。。。
●●●●●
もう一つ、病気を知るのに
とても良い文章がありましたので…
書いて置きます、d(^-^)ネ!
●●●●●
健康維持の方法は、
日常の一挙手一投足そのものにある。
徒(いたずら)に健康法を求め、
養生法に縋(すが)らんとするな。
形式は殻だ。それには生命がない。
真の養生は、その生活の全体であって
部分ではないのだ。
愉快に働き、楽しく遊び、美味しく飯を食い、
グッスリ眠る。
疲るるまで働き、そして後に休む。
渇したら水を飲む。腹に一物をも止めないで、
食いたければ食い、大小便を怺(こら)えない。
酒でもタバコでも、毒だからとて遠ざけるより、
毒なら毒で活かして用うるの覚悟をしてみるが良い。
薬に釣られ、仏に釣られ、
養生法に釣らるるのだらしなさ。
先ずは裡(うら)なる生命の良能に
しっかりと信を置け。
追えば逃げるが、逃げれば追わるる。
結局、自分の糞は自分で気張らねば出ないのだ。
他人に気張って貰って、それで良いと思ったら、
大きな間違いだ。
薬に近づくものは身体が弱り、
福に近づかんとするものは心を奪われる。
自分で立てば良い。
晴哉
●●●●●
素晴らしい…文章です、よね d(^-^)ネ!
この野口晴哉先生が作ったのが「整体」です。
力を入れて生活をすれば身体が歪むことが必然で…
その必然を認めて、次に治療法を作った先哲です。
この野口先生の一番弟子の先生である
吉田順平先生に
自分の身体を診て頂いていたことがあります。
何よりも吉田先生を信じられたのは
先生の話して下さった一言の言葉でした。
誰にも分かってもらえないかな?
と思いながら診察を受けて、先生が話されたのは
「よく耐えた…」、そんな一言でした。。。
すごい先生方に支えて頂いて
いまの自分の生があります。
その先生方の半数以上は、医者ではありません。
でも、病気ということを医者以上に知っていた人達に
外なりませんでした。
医者である自分が
医者以上に信じられる人達でした(×_×)
そんな人達に共通するもの
それは…達観が出来ていた人達。
そんなことなのかも知れません。
リバイバル版の
アテンションプリーズのサウンドトラックです。
この音楽も素敵ですよね。
ほんとうに。(゚_゚;)(。_。;)(゚_゚;)(。_。;)ウンウン
posted by 杉幹雄 at 22:36
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| 人間…
2013年05月01日
ポックリと死んでゆければ…なぁ
内科医をしていて…
「死」というものは身近に感じます。
さて、この人間の「死」ですが…
内科医としてみれば
「如何に患者さんに死という通過点を
通り過ごさせたら良いのか?」
とか考えますよ、ね d(^-^)ネ!
その人の人生の意味合いが終わり…
そのときにはポックリと死なせるのが医学だぁ!!!
(^_^)v
そんな医学が正しいと感じています。
(゚_゚;)(。_。;)(゚_゚;)(。_。;)ウンウン
訪問診療をしていて…
胃瘻や腸瘻、加えて…中心静脈栄養などなど。
チューブにつながれて
その生を維持されている患者さんもいます。
これ、ねぇ。
患者さんご本人でなく、ご家族が…
患者さんが生きていることを望んでいる姿ですよね。
(^o^)/ハーイ
だ・か・ら…
「これも仕方ないのかな?」とか感じたりします。
自分の産んだ子供に…
「呼吸しているだけでも良いから生きていて欲しい!」
とか望まれたら、どうしますかぁ?
「仕方ないなぁ。。。(^^ゞ(×_×)(^^ゞ」
とか思うのが人間ではないかな?
これからすれば…
人生を全うした人を如何にポックリ死なせるか?
そのために如何に大きな病気を起こさせないか?
そんな医学が必要になっていくのでは?
とか思う今日この頃なのでしたぁ。。。
(^^ゞ
アテンションプリーズ!
自分が小学校の時に見たドラマ
「アテンションプリーズ」の主題歌です。。。
この動画も自分で作ったんですよぉ。
たしか…5日間かかりましたぁ。。。
このドラマがCAさんになる女性を増やした!
とも言っても良い、と思います。。。
この動画を作った当時(5年前)には
JALは「鶴丸」のロゴを除いた新しい飛行機の塗装にしました。
そして…この動画を見て下さった方から
「鶴丸が懐かしい!」
「涙だけが出てきた!」
「有り難う!(たぶんJALの方かな?)」
などのコメントが100件以上寄せられました。 。。
と・言う今は「鶴丸」が戻ってきました!Y(^^)ピース!
やはり…「鶴丸」の飛行機の貫禄を感じます、よねぇ。
素敵だよねぇ、「鶴丸のJAL!」
鶴丸JALが連れていてくれた、のは…
↓↓↓
どこのお城???
(^_^)v
posted by 杉幹雄 at 20:34
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| 死…