傷寒論をひもといてみると、だなぁ。。。
まずは柴胡剤の代表の小柴胡湯を、ば。
陽明病、脇下鞕滿、不大便而嘔、舌上白胎者、可與小柴胡湯。
上焦得通、津液得下、胃氣因和、身濈然汗出而解也。
つぎは黄連剤の代表の半夏瀉心湯を、ば。
傷寒五、六日,嘔而發熱者,柴胡湯證具,而以他藥下之:
柴胡證仍在者,復與柴胡湯,此雖已下之,不為逆,必蒸蒸而振,卻發熱汗出而解;
若心下滿而鞕痛者,此為結胸也,大陷胸湯主之;
但滿而不痛者,此為痞,柴胡不中與之,宜半夏瀉心湯。
ん〜〜〜
漢文を放棄して
私立医学部に入った自分が言えることではないかも、だけど。
(×_×)
でも…この注釈、おかしい部分があるんだよね。
柴胡剤と黄連剤の区別が診察では出来ないことを
暗に示している。。。
半夏瀉心湯の条文には柴胡剤で治して…
それでも症状が変わらなかったり、結胸という咳が強くなったり
また、柴胡剤を与えても鳩尾の下のつまりが強かったりしたら…
半夏瀉心湯を使う!
とか書かれています。。。
あぁ〜〜〜
すでに2000年前には…
柴胡剤と黄連剤の区別が出来なくなっているんだよなぁ。
ん〜と、ね。
自分が診察をするときの柴胡剤と黄連剤の見分け方って
気の停滞のある場所を手がかりにしているんだよな。
肝臓に気の停滞が強ければ柴胡剤
脾臓に気の停滞が強ければ黄連剤
そんな分別をしています、よね。
小柴胡湯と半夏瀉心湯とは、左右逆の処方で、
この区別さえ2000年前に出来なくなっていたんだなぁ。
とか…傷寒論を読んでみると感じるんだよね。
なんか…少しショック。
たぶん、この2つの処方は
本来の区別が出来なかった張仲景には作れないと
考えざるを得ないよなぁ。。。
たぶん、この2つの処方は
張仲景以前の医者が作った処方だよな。
処方を選び出した張仲景は、さ。
素晴らしい〜とは思うんだど、さ。
d(^-^)ネ!
d(^-^)ネ!
分かりやすいよね…音楽。
医療は分かり難いよね。
普通の人が真偽を確かめられる様な…
ものじゃないねぇ。。。
(゚_゚;)(。_。;)(゚_゚;)(。_。;)ウンウン