胃炎症状と言っても…
原因には多様性がある…そんな風に感じます。
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ある患者さんの話。
食べても直ぐに吐いてしまうことが多い、と。
とにかく、気持ち悪い、と。
検査は全て行っていて潰瘍などはない。
投薬されている薬は…
ネキシウム・ナウゼリン・六君子湯でした。
さて…診察をしてみると。
「異様にお腹が硬い…」
これじゃ食べられないよねぇ。
(・・)(。。)
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一般薬の選択としてはネキシウム・ナウゼリンは問題ない。
一方の六君子湯は…良くないよね。
六君子湯を胃炎症状で使う医師が多い様に思うんだけど…
この薬は胃腸虚弱に対して使う漢方薬だよね。
適応病名に「胃炎」などが含まれているけど
この処方は太陰病の胃腸強弱に対しての漢方薬。
一方の患者さんの身体は少陽病の位置にあって
肝臓や脾臓の熱が強い状態だからこそ…お腹が堅い。
肝臓は栄養の吸収のコントロールをしている。
脾臓は水分の吸収のコントロールをしている。
この2つの臓器の機能が失調してしまえば…
消化吸収は出来ない身体になってしまいます。。。
その結果による吐き気と診断して治療を開始。
1ヶ月も経った頃…
「先生…好きなものを食べられるようになった」と。
お腹を診ると…
あれだけ堅かったお腹が少し柔らかくなっていた。
ここで、このブログを読んで頂いている方に
分かって欲しいこと、といえば。
「胃炎症状」でも他の臓器の問題で
胃炎症状が出ていると言う事実です。
それは血液検査では分かりません。
大切なことは「実際に身体を触って診ることなのでは?」
と…感じます。
何を書いて良いのやら…
とか、考えながらブログの更新をしました。
この高校の演奏は上手ですよね。
(^_-)-☆