2017年12月31日

大晦日の休日診療所は凄い混み方!

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今日は大晦日の夜の休日診療所の担当でした。

大晦日の17時から22時まで…ということは
「そんなに忙しくないんじゃない?
 紅白もやるし…患者さん来ないよなぁ…」とか思っていたのですが!?

休日診療所に近づくと患者さんの車の路上駐車の車ばかり…
まずぃ〜なぁ、これ。。。(・・;)

交代の時には10人以上の患者さんのカルテがぁ…
(・o・)(・o・)(・o・)

出来るだけ素早く診療をしたつもりでしたが
実際は患者さんが途切れることなく…
22時半までの診療となりました。こんなこと初めて!
(´ヘ`;)ハァ

殆どが発熱の患者さんばかり…40人以上の診察。
やっぱり大晦日でも、医療は侮れませんね。
(◎-◎)(◎-◎)(◎-◎)

半分程度がインフル 1/4が胃腸炎 
後は、いつもの風邪的な病気かな。。。

でも…これで仕事納めです、よね。
うん!(^-^)


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医院開院数年の年末には、よく福岡に行っていました。
30日に福岡に入って、帰るのが大晦日の夜。

その大晦日の夜の飛行機はB777だったかな。。。
でもその飛行機に乗っていたのは…わずか20人程度でした。

「これなら…年が開けるまでに帰れますね」
 とかCAさんに言われたことを思い出したりします

でも、さ。
人間は前に進むことしか出来ないんだよね。
過去は過去ですよねぇ。
(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン



 Attension Pleaseの美咲洋子が話していたように…
「飛びたいな…私も飛びたい!」

大晦日って感じはしないけど…
医者としては、それで良いのかな。
d(^-^)ネ!
posted by 杉幹雄 at 23:29 | Comment(0) | 医師として

2017年12月17日

「病気を診る」ということ DoctorXより…

byoukiwomiru.jpg
doctorX ope10より

病気を診る…ということ。

ドラマですが…
このDoctorXでの大門先生は素敵な言葉を話していました。

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外科医の手術職は…
最初のトレーニングで決まる。

どれ程の熱意を持って…手術を学ぶか。
どれ程、上手い外科医の手術を見るか。

川の水が流れるように…
基本手技を反復し、美しい最終術野を作る。

それが理想の手術。

そして…
一番大事なのは

どんなに厳しいオペでも…
決して患者を見捨てないこと。

私の大事な師匠が教えてくれた。

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医者であるならば…涙がこぼれる様な
とても素晴らしい言葉で感動しました。
(T-T)(T-T)(T-T)


さて…自分ですが
ん〜〜〜
漢方の診察に際しての自分の診療の仕方をお話します。

漢方薬を使うに当たっては…
大学で学んだ医療を全て忘れる。病名を忘れる。
病名が全ての治療を決める現代医療を忘れる。

そして…
子供が不思議がる目つきを持って身体を眺める。

知識は現在の常識であって永遠に続く真実ではない。
その時に役立つのは、子供の頃の自分。知識もなにもない自分。
知識に縛られている今の自分を解放し子供の目線に戻すこと。

そのままの身体を見つめる。
それが新しい医学に繋がると感じます。

今の医学は今の常識でしかありません。
必ず、全身を見つめる新しい医学に変わって行く。

自分は少しでも良いから…
その手助けができれば、と思いながら
診療をしています。うん!(^-^)


ainstein.jpg
(wikipedeaより)

僕は彼(アインシュタイン)が好きです。

Everything should be made as simple as possible, but not simpler.
「全てのことは出来るだけ単純にすべきだ…だが単純すぎてもいけない」

病気のことを難しく考えすぎていることが
今の医学の欠点でもあると思います。

遺伝子を解析できたとしても、
遺伝子はその時の状況で変わるわけで遺伝子治療の優位性はない。

ここで遺伝子を変えるものは何かと言えば…臓器。
その臓器のバランス。。。

臓器のバランスの維持のためには、生を維持するためには
臓器は遺伝子を変える。

考えてみて欲しい。
物の成り立ちは、ミクロ→マクロ→ミクロ→マクロ→ミクロ…
この連鎖をくり返しています。

難しいかな?
原子などの運動は、天体の運動と同じでしょ。
その真ん中に人間みたいな動物がいるんでしょ。

原子運動:ミクロ 天体の運動:ミクロ
その真ん中の人間の運動:マクロ だしょ?

だから
ミクロ→マクロ→ミクロ なんでしょ。


人間の生は臓器のバランスに依存している。
バランスが破壊されれば、臓器が遺伝を変化させて生存をさせる。

マクロがミクロをコントロールしている現実。
これは遺伝子治療の明日はないことを物語っています。
ミクロがマクロをコントロール出来ない事実です。

如何に病気を見つめるか?
やはり…全身を見つめる医学を完成すべきだと思う。
うん!(^-^)うん!(^-^)うん!(^-^)



なんで…医学と飛行機なんだろう???

飛行機が好きです。
乗っているのは、苦手です。(笑)
posted by 杉幹雄 at 22:14 | Comment(0) | 医学

2017年12月06日

イレウスの治療の視点

ileus.png


イレウスで困られているとのこと、コメントにお答えしますね。

こんにちは Schmerzenと申します。
杉先生のブログを拝見しました。

殆どが理解不能…の中にも 私なりに理解できた部分があった事が嬉しかったです。
イレウスのオペをしてから 腹痛・嘔吐感・下痢(水樣便・軟便)を繰り返す症状が続いています。
処方薬はミヤBM・ブスコパン・ナウゼリン・ボルタレンサポ=(直腸部辺りの締め付けられる激痛の緩和)
あくまで対処療法です。

以前に治療を目的としていない部位の痛みが同時に消えた事がありました。
偶然にも相対的な関与でしょうか。

最近 主治医(執刀医)の処方された大建中湯を服用後に嘔吐(内容物に顆粒も少し)しました。
今は服用を中止しています。
調べたところ腹部の冷えている症状に向いていると書いてありました。
私の腹部は暖かい(熱い)です。素人なりに勉強していきたいと思います。

ーーーーーーー

ん〜〜〜
イレウスで手術をされたんですね。しんどいですね。

実は自分も十二指腸潰瘍の手術後…何度もイレウスを経験しました。
吐きまくり〜の状態でした。(・・.)グスン

こんな場合は、まず考える視点を変えます。
腹部と相対的に運動している場所は…胸部です。
つまり、腹部と胸部のバランスが悪いことが多いということです。

多分、腹部と胸部のバランスが悪ければ…
腹部と胸部をつなぐ気の流れが鳩尾で停滞していることが多いです。

この場合には、鳩尾の気の流れを良くする気剤が主体の漢方薬に
胃薬的な漢方薬を組み合わせることが多い様に思います。
身体を診てみないと分からないので残念ながら処方名は書けません。

もう一つ大切なことは背中の気の流れです。
イレウスを起こしている人の殆どは、背骨の左の筋張りが強いです。
それをほぐしてやることです。
鍼や円皮針という置き鍼を使って…そこいら辺をほぐして行くことも治療になります。
鍼の治療根幹概念は気を流すことに他なりません。

背中左の気の流れが良くなれば…イレウス症状の殆どは消えていきます。
だから、大丈夫なんですよぉ〜。うん!(^-^)



離陸する飛行機って格好いいよね。うん!(^-^)
ただ、なぁ。乗っているのは苦手です。(笑)
飛行機と共に落ちても良いんだけど…狭いんだもん。。。

でも、さ。
今、自分の患者さんがパイロットになるべく大学で勉強をしています。

「なぁ〜君が操縦する飛行機に乗っけてよ」とか話したら
「少し時間がかかるかも知れないけど…」と答えてくれました。

彼が操縦する飛行機に乗ったら
きっと…涙で地上が見えないよな。。。
posted by 杉幹雄 at 00:14 | Comment(0) | 病気