すぎ内科クリニックの院長のブログです.

2018年07月29日

病気の実態を見つめる…とき。

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病気の根底を覆した本:傷寒論
自分には大塚敬節先生の本が読みやすいです。
高校時代に漢文には余り興味がなかったからです。

自分は医者でもない高校の時から漢方薬を飲み始めました。
漢方薬を飲むこと…5年以上になっていました。

なぜか? 分かりませんが…
漢方薬を飲むと太ってくる。顔色も良くなってくる。
それは、亡き大塚敬節先生の力でもあるのですが…

一方では
現代医学でも権威と認識されている教授に診て貰っていました。

亡き大学教授は自分を医師として歩ませようとしました。
その理由は…「身体を厭(いと)うようになるから医者になるのがいい」と。

どさくさに紛れて医学部に進みました。
医学部では病気のことを知るために覚えることは半端ではありません。

さて医師免許を取得し医師になり感じることは別でした。

患者側から医者側の視点を持ち動き始めると…
「あれ?」と感じることが多くなりました。

とどのつまり…今の現代医学には対症療法は優れていますが
「病気がどんな物であるか?」の理解が足りないように思います。

物質文明が栄え…
身体のミクロ情報は容易に解析出来るようになっています。

一方の身体は…
マクロ的な安定性の維持から生命を守るシステムを構築しています。

ミクロ的な変化は、マクロ的な身体の安定性を維持するべく変化している。
遺伝子まで解析出来るようになった今、こんな考えは必要なことです。

それは新しい医学がミクロとマクロを統合する方向に進むこと。

取りあえずは…
人間をマクロとして見つめることではないか?と思えてなりません。

傷寒論はマクロの病気機序の完成形です。
こんな凄い本を先哲の日本の医師が保存してきたことが
今の病気を診る立場の自分には何となく良く分かります。

と、言うことは…
病気の理論解析の後に、漢方の理論解析の説明が必要になって来るんでしょうね。

やることは…少なくないなぁ…
(´ヘ`;)ハァ

出来るかなぁ…
(´ヘ`;)ハァ


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LupiV世の5が終わりました。
最後の場面は素敵でした。(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン

ーーー

アミ:
ねぇ…ルパン。
恋って、さ。。。
ルパン…私は貴方に恋している。

ルパン:
おぃ〜アミ。
それは、さぁ。

アミ:
だって…
怖いときや不安の時、いつも貴方の顔が浮かぶんだもの。

状況から推測するに…
私はルパンに恋していると思うわ。

ルパン:
恋って、そういう風に分析するものでは
ないと思うんだよね。

アミ:
わたしが峰不二子よりいい女になったら
返事を貰いに来る。良いでしょ。

ルパン:
分かった。待ってるぜ!

ーーー

素敵だと思う一方で…こんな姿が人間的なんだよね。

人間の命と関わりが深いマクロ的な医学の説明もしなくては。
ねぇ。。。

posted by 杉幹雄 at 16:58 | Comment(0) | 病気

2018年07月15日

胃炎と目眩、そして生活習慣

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真面目な若者で…
今年の3月位からお腹の調子が悪い、と。
食欲がなく目眩もある、と。

現状では…
風邪の胃腸炎の状態なので、それなりの薬を投与。
薬の力で…良くなった、と来院。

でも…この様なことを起こさせないように
今後の数ヶ月は仕事が大変ではないので治したい、と。
(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン

そんな治療もできないことはないけど…
「この根本治療は生活にある!」と話しました。

仕事からのストレスが多ければ…
薬(一般薬と漢方薬)で一時良くなってもぶり返す。

だから…人間って環境の変化の受け止め方にかかっているよね。
仕事に没頭できれば、もはや自分のことは忘れているかな。
これも、良い生き方だと思います。

加えて、ある意味…プライドを捨てられればなぁ。
他人の評価より、まずは自分の評価なんじゃないかな?
自分が一生懸命やった…と感じられれば、それ以上の評価はないよね。

他人はご自分のことで精一杯。
なのに…他人の欠点は分かりやすく指摘しやすい。

だから評価するのは自分…だよね。
他人が評価する査定表は2番目だよね。。。

そんな生活習慣を身につけていけば…
ぶり返さないよねぇ〜とか話しました。(^。^/)ウフッ

「もう少し…お腹の調子が落ち着いたら来てごらん。
 治療もしていこうね。」

そんな話をしたら頷いていました。
(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン

ん〜〜〜
自分の内科の視点は…こんなことの連続です。
心療内科の部分にも入っているのかも知れません。
心と体は密接で無視出ませんものね。

スタッフからは…
「心療内科も標榜すればぁ!」とか言われるけど
「内科」と「漢方内科」だけで十分だと思っています。

その理由は…
漢方医学では、漢方薬を使う治療は「上・中・下」の中程度。
漢方医学の上といえば、食生活や考え方の重要性なんだよねぇ。

病気を治すには…
特に慢性病は生活を見直すことが、とても大切です。
薬だけに依存している人には、見直して頂きたい、なぁ…。

そんなことを感じました。

アテンションプリーズの美咲洋子が話していたように…
「飛びたいなぁ〜自分も飛びたい!」

意識が大切であることを…
このブログを読んでいる皆さんに知って頂きたいと思います。

posted by 杉幹雄 at 13:13 | Comment(0) | めまい

2018年07月04日

目眩からみた現代医療

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目眩は女性に多いのですが…
目眩という一つの病態から現代医学を見つめることも出来ます。

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これは三半規管ですよね。
頭の耳の内側にある平衡を司る臓器であることは事実です。

ただし、この三半規管の異常が全ての目眩の元といえば
どうかな? それは違うと考えられます。

脳に原因があれば…この三半規管の異常がなくても目眩が起きます。
(ここで脳という原因臓器と、
 三半規管という症状を出す臓器の違いがあることに注目して下さい。)

次は視点をより大きく取ります。
頭と胴体との関係…それは相対性を維持しているということです。

この事実からすれば胴体に問題があり…
頭に症状を現すことが多いということが当然の結論として導かれます。


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脳幹(首の当たりの脊椎)で神経繊維が左右逆になっています。
左の頭は、右の身体を司り
右の頭は、左の身体を司ります。

これは頭と胴体が
相対性を維持しているということを示唆するものです。

と、すれば…上の図の右側で、
胴体の変化が起き、そのバランスを取るために頭部に症状がでること。

この様な現象が起きることは理論的にも妥当な現象です。
目眩の患者さんの殆どは…首から下の胴体に問題があり
頭の症状としてめまいが起きていることが殆どだと考えます。

一般治療で治らない目眩が…
漢方治療の視点で80〜90%程度は治ります。
残念ながら神経自体が損傷を受けている場合には治すのが困難です。

この様な視点から考えれば、目眩なら三半規管→耳鼻科ですが
内科的な原因から目眩が来ることも多いことを物語っています。

ん〜〜〜
これは人間の身体が如何に生きることに繋がるのではないかと思います。
人間の身体は当然のことながら…三半規管だけで生きてはいません。

全身が一つとして…その生を全うしようとしています。
そろそろ「身体が一つの運動体であるという考え方」を持つ医学の方向に向く時なのでは?

そんなことを感じます。。。

ひとりでも多くの目眩の患者さんの灯台となれるように
自分が考える病気の理論的説明と共に
自分が今正しいと考える医療を頑張ってやっていきます、ね。
(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン



posted by 杉幹雄 at 06:08 | Comment(0) | めまい