すぎ内科クリニックの院長のブログです.

2020年08月30日

陰陽観について

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竜(陰陽)の泉 ベストキッドより 

医院を開業していると色々な方と巡り会います。
医療関係者でも医師・歯科医師・薬剤師・獣医師・看護師・介護士・鍼灸師・柔道整復師など…あらゆる方に巡り会う機会を与えてくれます。

そんな折、鍼灸師の患者さんの娘さんが小学校の夏休みの自由研究を東洋医学と決めて、鍼灸師であるお母さんの漢方診察を見学に来ました。

陰陽から始まり、五行・八卦・経絡などのレポートを拝見しました。
陰陽は2、五行は展開すると無限大の形で2と3の間、八卦は2と3のベクトルの違いを表している。経絡は銅人形などから推測すれば…先哲が見えた気の流れが見えなくなったことの証です。

この小学生の彼女に何を教えれば良いか?と思いながら「陰陽」を説明することに。
陰陽観を持つことで物事への認識が変わることから、陰陽を少し教えることにしました。

時空間の中に生きている以上、この陰陽観は生活の殆どの部分で使えます。
2つのものを区別する力、1つの物の対になっている…もう1つを意識する。
また、陰陽は動くことなどを例を挙げて簡単に話しました。
加えて、この陰陽観を持つことで、どれ程のレベルの人間になるかと言えば…代表的なのはアインシュタインですよね。逆に言えば、それほど人間の物を認識する力は低いものと話しました。

分かってくれたかな?(?_?)
難しいかったかなぁ???

なんか? 学校の先生みたいかなぁ?(笑)
でも内科は、人間そのものを診ることが出来る醍醐味があるのかも?
こんな感じで診察をしていますので、お待たせしてしまうこともあるかも知れません。
どうか、ご理解頂ければと思います。

PS:保健所の所長医師の先生もいらしていて…月の残業が200時間を越えるとのことです。
  コロナは今の2類感染症扱いでは、冬を乗り切れないかも知れない。
  インフルエンザの検査が昨年の様に出来ないから、困ったよね。
  早く冬の対応を決めないと間に合わないよね。

  フリーペーパーに漢方医学のコラムを書かせて頂くことになりました。
  もし宜しかったら、最初のコラムをご覧下さい。
 「新型コロナに漢方薬が効く!?

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このベストキッドは良かったなぁ。うん(^_^)
カンフーの型はとても綺麗で、(T.T)ばかりの映画でした。
「カンフーは日常の生活の動作や礼儀作法が基盤」と話すジャッキー・チェン。
ジャッキー・チェンも上手だし、主役の子供も上手で感動しました。
(クリニックで直ぐに必要な物がある時にAmazonを利用するので
 prime会員になっていて…映画も見ることが出来るので
 AmazonPrimeは気に入っています。)

posted by 杉幹雄 at 13:13 | Comment(0) | 医療

2020年08月15日

日本に漢方医学が残った背景とは?

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大塚敬節先生の自署の「傷寒論」となります。
すべて漢文です。学生時代に漢文をしっかり勉強しておけば…とか思います。

開業10年目で漢方の歴史を話すのは?どうかな?とも思いますが
コロナ渦の現状で…日本には優れた医学を持っていることを知って頂きたいと思います。
そんな日本に漢方医学が残った理由を、記述しておきたいと思いました。
何故、ここまで私が漢方にのめり込むのかは分かりませんが…病気を本当に把握しているのは
現代医学ではなく漢方医学の方が上の様に思われてならないからかも知れません。

江戸時代…医療は漢方や鍼、あんまなどが主流でした。
漢方医学は傷寒論を基盤とした医学を展開していました。

江戸時代が終わり、時は明治に変わります。
この時には、近い将来、医師の国家試験が必要になってくることになります。
漢方医学が役立つか?を決めるために「脚気」を題材に西洋医学と勝負をすることになります。

今では脚気の原因はビタミン不足と分かっていますが、その頃は原因が不明でした。
このことから…漢方医学と西洋医学を勝負をさせた訳です。
圧倒的勝利を得たのは漢方医学でした。ところが「秘伝と称して薬草の内容を言わない人」が続出。これにより…明治政府は西洋医学の透明性を信じ、漢方医学を捨てることになりました。

これから先は、漢方を振り返り見る人がいない時代に入って行きました。
富国強兵で、戦時医学である傷を治す医学の方が優先されたこともあるのでしょう。


日本漢方に関して大切な本を紹介したいと思います。
最初は、和田啓十郎先生が書かれた「医界之鐵椎」です。この本の初版は和田先生の自費出版です。この本がなければ日本の漢方医学は消滅してかも知れません。

医界之鐵椎
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日本の江戸時代では主流であった漢方医学がなくなり、漢方医学の優位性を認めることが次世代の医学に繋がるとの思いで書かれた本だと思います。

実に、この一冊の本が今の保険漢方の発展に繋がっていることになり貴重な本です。一人の医師が考え、自費を費やし残した本によって今の保険適用での漢方医療があるということです。その意味では、この本の存在意義は大きく、現代漢方の基礎を作った本に他なりません。

一人の力は小さく見えるかも知れない。でも…この一冊の本が日本に漢方を復興していくことになります。実は1人1人の力は小さくはないのです。

この本に出会い感動した医師が湯本求真先生でした。
自分の医学信じ…最愛の娘さんを亡くしてしまい。精神的に困窮していた時に出会った本です。湯本先生は漢方医学を学び直します。患者が来ようと来まいと自分の研究を進めて行きました。その結果、出版されたのが「皇漢医学」でした。

皇漢医学
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この本は傷寒論を基盤にして書かれてあります。傷寒論をより良く理解出来る様な構成になっており、薬徴(薬草の性格)を重視して、次世代の漢方医学へ向かっている本です。この本は神保町の古本屋で買っておいた本です。

湯本先生の求める物は本当に力のある医学でした。ですから…開業はしていましたが患者数などには何の意味も感じずに臨床と研究をして行った先生です。

娘さんを亡くしたことへの抵抗と強い医学を求める心が…この本を作り上げている様にも感じます。医師として全力で生きた先生の姿だったのでは?と思われてなりません。

この本を読んで感動した先生が大塚敬節先生です。大塚先生も娘さんを亡くしています。訪問診療中に、娘さんの死を知った先生です。高知で繁盛していた医院を閉めて、湯本先生の弟子になるべく東京へ向かいます。

傷寒論解説
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湯本先生も古方派でしたので、大塚敬節先生もまずは古方基盤としました。30年以上前の傷寒論解説も持っていますが、クリニックに置いてあるため自宅用に新しい本を購入して置きました。

大塚敬節先生の特技は…文章を書くのが好きだったことから漢文の説明は天下一品です。この本があれば、傷寒論の基本姿勢が分かると思われます。非常に難解な本を口語訳としており、大塚敬節先生らしいな…と感じる様な本です。

傷寒論を学びたいのならば…まず、この本をお読みになって下さい。最初は全く分かりませんが年月を追う毎に、霧が晴れていく様に傷寒論医学が実感できる本です

大塚敬節先生は他の人とお付き合いするのが上手な先生だったのでは?と思います。
後世法の矢数先生とも交わり、漢方医学を大きな学問にしていく努力を惜しみませんでした。

漢方処方解説
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この本は矢数道明先生の「漢方処方解説」です。この本は古方(傷寒論系)と、それ以後に作られた「後世法」といわれる漢方薬を網羅して説明しています。

古方は単純な処方構成ですですので、急激な症状に対して有効な処方が多いのですが、後世法は薬草の種類が多い処方が多いため体質改善に主眼を置いている処方の様に捉えることが出来ます。

この写真、そのもので、どれだけ読んだのか分かりません。それほど多くの症例に可能であった本です。基本は傷寒論なのかも知れませんが、この様な後世法を入れた本の解説も臨床では有意義な本として、ボロボロになるまで使わせて頂きました。

矢数先生の親族には「矢数格先生」がいらして…「一貫堂医学」を作っています。
防風通聖散・荊芥連翹湯・柴胡清肝湯・通導散などの処方は現代日本の漢方医学の一翼を担っています。これらの処方は基本的に後世法の処方になります。

漢方一貫堂医学
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一貫堂医学では臨床で使える処方が多いというのが実感です。
矢数先生は、解毒症・臓毒症・駆血症に分けて治療をしていた様なのですが、解毒症の柴胡清肝湯や荊芥連翹湯、また臓毒症の防風通聖散は多く使われます。通導散に関しては私の理解が弱いためか?傷寒論での駆血剤を使うことが多いのが実情です。

ただ、ここまで病気分類を簡便化して漢方薬を使うことの重要性を示して下った医師は少ないと思われます。漢方薬は一つの薬草が入ってなければ効かないということはありません。全体的に身体に合っていることが大切ですので…その意味において患者さんの病態を何種類かに分けて漢方薬を使う意義の重要性を示していると思います。


普通には書かないような記事でしたが、こんな記事も良いのかな?と思い書いてみました。
上記で説明した医師の本が今の日本の保険適用漢方を背負っているという姿です。

実は、自分には…この様な記事を書いている自分自身が分からない部分があります。でも、それが自分の生きていく道だったのか?自問自答する自分がいるだけです。自分の生きてきた道で知ったことをブログ記事にしているのですが…こんなに漢方医学に興味を持っていたのかな?と思ったりします。下の写真は大塚敬節先生が書いて下さったサイン入りの漢方書で、どう言う訳か?漢方に近しかったのでしょうかねぇ…??? それならば…今回の人生は漢方医学への本当の姿への理解と現代医学への融合を目指して歩んで行きたいと思います。

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★ただし…漢方医学が残ったのは良いのですが、開業して他の漢方医の技量を見ていると
 本当に力がある医師は、少ない様な感じを受けます。
 身体を把握して漢方薬を投与してしなくては駄目で、病名投与は全く無駄かつ危険です。
 上に書いた様に漢方を存続させ様とした医師の心を忘れてはいけないと思います。
 ある意味、漢方医学は現代医学を凌駕する医学でもあるのにも関わらず…
 現代医学の病名投与は漢方医学を屈辱する行為です。それでは漢方医学が可哀想です。

Ps:実は新島から来られていた患者さんがいらしたので…
  FSで新島まで行ってみようとFSで羽田から新島まで飛んでみました。
  このトムキャットでは30分もかかりません。
  でも、さ。東京に来てコロナウイルス感染症を発症したら
  島には住めなくなってしまうのでしょうね。/(-_-)ヽ コマッター

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トムキャットと言えば…TopGunだよなぁ。(^_-)ネッ


posted by 杉幹雄 at 07:16 | Comment(0) | 漢方

2020年08月06日

「先生…触ってじゃない!」とか? 診察にて

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タオルを身体として…

ん〜〜〜
自分の診療の基本は身体全体を診ることにあります。
そこでベットに患者さんを仰向け寝かせて、悪い場所を探ります。
その後でうつ伏せにさせて、悪い場所に間違いがないか?確認します。

そして…高校の女学生とお母さんが付き添いで受診したときの話。
「じゃ〜仰向けで寝てご覧!」とか言って、ベットに仰向けにさせます。

次は…気の流れの停滞部位を探します。
気の流れの停滞が強いときには、触るまでもなく…気の停滞部位が分かります。
そんな時に、診察を見ていたお母さんの言葉…「先生、触ってないじゃん!」とか?(笑)

身体の状態が悪いときには…触るまでもなく手が勝手に、その場所に行く訳なんだよな。
身体を触る必要もないんだけど、ねぇ。(゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ウンウン
診察している自分は…「あぁ〜ここね」と思いながら触るまでもないんだよなぁ。
一応、腹力などもあるので触ることは触るんだけど、ね。

治療が進んで、気の流れが良くなり、その身体の気の停滞部位を探すのは簡単ではなくなる。
気持ちを集中させてないと…場所が分からない様な感じとなってきます。
ただし…背中からは良く分かるんだよね。殆ど触らなくても分かるんだよね。(笑)
これを特殊能力とは思わないんだよな…目に見える物だけを信じた結果、心の目が盲目になった。
基本的には誰にでも出来ること…だと思うんだよな。

この感じって…磁石の様な感じなんだよね。
だって勝手に自分の手がその部分に行くわけだから…磁石と同じ原理なのでは?
だから体表面磁場というのがあるのは、ほぼ確実だと思うんだよなぁ。

身体の気の流れを敏感に感じる人は…自分が手を向けると
「身体の中まで強い気が入って横断していく様な気がする」とか???
人それぞれですよね。(゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ウンウン

ちなみに…開業した頃の10年前は柴胡剤の適応が多かった。
今は黄連剤の適応が多い。ストレスフルの世の中になっているんだろうね。
漢方薬を使う医療関係者の多くは今でも柴胡剤が大好きの様で違和感しか感じないな。
結論としては…柴胡剤と黄連剤の区別が付かない状態で漢方処方をしているのが実際だね。
これじゃ…漢方医療は生き延びないよなぁ。

そんなこんなで…今の東京はコロナ真っ最中ですが…
今月から漢方の原稿の依頼があり、月1で1年程度入って来るような感じになってきています。
コロナの思いは…「人間に勉強せい!」と言っている様な感じもするので…原稿を書いていくことにします。「コロナは嘘を暴くのが上手」だから…凄いウイルスだよね。「真実を書き残さなければ!」とか思いながら…歩んで行こうと思います。
(゚_゚)(。_。)(゚_゚)(。_。) ウンウン

ユーミンのひこうき雲だよね。
自分の医療の原点だもん…子供達沢山助けたかった。
内科だから直接は出来ないけど…強い医学理論を作って子供達を沢山助けたい。
そんな気持ちは今も変わりません。



学生の頃、レベッカのコンサートに何度も行っていました。
とてもフィーリングがあう感じで、今でも素晴らしさを感じます。
横須賀での野外コンサートは…とても素敵でした。
彼女も大きな勇気をくれたミュージシャンでした。

posted by 杉幹雄 at 21:18 | Comment(0) | 医療