すぎ内科クリニックの院長のブログです.

2017年11月03日

DoctorXは、ある意味正しい:医学的正当性

igakuhonshitsu.jpg
(ドクターX 2017 ope2の一場面より)

ん〜〜〜
「自分は医療の発展に貢献したい!」
とか思って医師になった訳ではありませんでした。

一般的に考えられるように…
別に自分で無くても、医療を発展させていく頭の良い医師がいるんだから
自分は別だよなぁ!(・・.)グスン…とかでした。


そんなこんなで自分は医師として歩んでいるのですが…
今期の「Doctor X」に対しては、医療関係者から多くの疑問が出ています。

でも、さ。
医者である自分は…大門先生を医者として好きなんですよね。

確かに医療は細分化されており…
消化器外科の手術を、脳外科の医師がすることはありません。
これは今の医療現場の事実です。


一方で…内科医として外来診療をしていると…
こっちが皮膚科で、こっちが産婦人科で、こっちが耳鼻科で…とか
そんな区別はありますが…そんな考えて診療に当たっていません。

内科医として必要なことは…全身を見つめることです。
そんな視点を持たないと病気を治すことが出来ないからです。


例えば…
自分は内科医ですが、女性患者さんに対しては生理の状態を聞きます。
それは生理が病気と密接だからです。

ドラマと違う点があるとすれば…
婦人科での精査が必要と思えば、婦人科に精査を依頼します。
皮膚科での精査が必要と思えば、皮膚科に精査を依頼します。
他の科への精査も同じです。

この様に病気の治療に当たっては…
全身をみつめ統括して診療をすすめる医師がいる必要があります。

こんなことからすれば…
全身を見つめる医療をしているDoctorXの大門先生の医師としての姿勢は正しいと思います。
ドラマなので行き過ぎはありますが。。。


この様な批判の根本原因は…現代医学ができあがっていない学問であるということです。
その中で実際の診療をする医師が多くの悩みを抱えながら診療をしているという事実があります。

医者である以上、患者さんを治したいのが普通ですよね。

そこで…現代医療が未完成ならば
医療を完成に近づくために医師として患者さんを見つめた視点から…
新しい医療を考えて行きたい、と感じています。



ホントは、ね。
今回の記事は「胃癌リスク検診と発癌との理論的解析」にしようかと思いました。

でも、DoctorXが「非現実的」だと非難される記事をみて
この記事を書こうと思いました。

自分はDoctorXから多くの勇気をもらいました。
医師である以上…人間の身体を一つとしてみる医学が必要です。

今の医療は分割により高度化している面があります。
でも、人間の身体は色々な臓器が集まった一つの運動体です。

分割した医療を一つにまとめなければ…
医療の未来はありません。

どうにかしなければ、と思います。
大門先生の姿勢、また米倉涼子さんにはDoctorXを続けて欲しいな!
と、思っています。
posted by 杉幹雄 at 00:06 | Comment(2) | 医療
この記事へのコメント
こんにちは Schmerzenと申します。
杉先生のブログを拝見しました。
殆どが理解不能…の中にも 私なりに理解できた部分があった事が嬉しかったです。イレウスのオペをしてから 腹痛・嘔吐感・下痢(水樣便・軟便)を繰り返す症状が続いています。処方薬はミヤBM・
ブスコパン・ナウゼリン・ボルタレンサポ=(直腸部辺りの締め付けられる激痛の緩和)
あくまで対処療法です。

以前に治療を目的としていない部位の痛みが同時に消えた事がありました。
偶然にも相対的な関与でしょうか。

最近 主治医(執刀医)の処方された大建中湯を服用後に嘔吐(内容物に顆粒も少し)しました。今は服用を中止しています。
調べたところ腹部の冷えている症状に向いていると書いてありました。
私の腹部は暖かい(熱い)です。素人なりに勉強していきたいと思います。

Posted by Schmerzen at 2017年11月05日 11:48
Schmerzenさん、コメントありがとうございます。
気づくのが遅れて申し訳ございませんでした。

記事にさせて頂きますね。
Posted by 杉幹雄 at 2017年12月05日 23:47
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