2018年12月02日

風邪とは何か? 漢方薬から推測される風邪の姿

風邪
ん〜〜〜
風邪の季節ですねぇ。

ふとブログを見れば…このブログの更新も1ヶ月していませんでした。
ブログの更新を待っている患者さんもいる…とは聞いていますので…。
m(。−_−。)mス・スイマセーン

今回の記事は「風邪とは何か?」について話します。

自分の鍼の師匠が生きていたころに…
「こいつに宿題だそうかなぁ〜風邪が何種類に分けられるか?」

医者として働いていても鍼の師匠から見れば「こいつ…」です(笑)
鍼の師匠は、くせ者だったのかも知れませんが…反面、優しい女性でした。

一方の自分自身としては…
病気が分かるならばプライドもクソもないという思いだったなぁ。

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では…天にいる鍼の師匠に自分の答案を出します。
「基本的には風邪は3種類に分けられる」と。

風邪とは…
「身体の表裏バランスが崩れた状態であり、それを是正しようとする身体の変化」
 これが風邪の基本概念に他なりません。

1.葛根湯証
葛根湯

葛根湯が教えてくれたことは…
表裏:皮膚と腸のバランスが崩れれば風邪が起きるということです。

皮膚と腸は身体に取っての完全な表裏です。
皮膚は口や肛門で反転している腸の延長です。
この辺は西洋思考でもトポロジーという数学の分野で説明が可能です。

2.麻黄湯証
麻黄湯

麻黄湯が教えてくれたことは…
表裏:皮膚と気管支のバランスが崩れた状態でも風邪が起きるということです。
この場合には皮膚が表で、気管支が裏になっている風邪の姿です。

「実証の風邪で無汗で関節痛などの症状」などと傷寒論に書かれています。
表の皮膚に対しての…裏が腸に来ないことは体格が立派なことの裏返しです。

3.香蘇散証
香蘇散

香蘇散が教えてくれたことは…
表裏:胸部と腹部のバランスが崩れた状態でも風邪が起きるということです。
この場合には胸部が表で、腹部が裏になっている姿です。

時間が経てば…下腹部の力も落ちてきて「真武湯」の適応になると考えます。

4.まとめ
表裏は状況で変化し、その変化に対応し判断することが欲求されます。
身体は無限大の変化をします。その状況に応じての…この判別が非常に難しいよな。
一方の…自然現象では表裏でも状況によって変化させることが当然の様です。
(´ヘ`;)ハァ(´ヘ`;)ハァ(´ヘ`;)ハァ

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鍼の師匠は合格点をくれるかなぁ〜?(笑)

彼女は3つに分ける能力が神的だったからなぁ〜。
2つの分別よりも…3つの分別の方が難しい。
それほど人間の判断力は低いんだよねぇ。。。

PS:
今の自分のネットに関しては…医院のサイトをスマホに対応させることなどを始めています。
他にもいくつかの自分のサイトはあります。こっちの更新したり、あっちの更新したりです。
フライトシュミレータが好きで作ったサイトやYouTubeなどもあるのですが…

今回はフライトシュミレータの自分のサイトにリンクを張りますね。。。
ん〜〜〜ホントは内科医よりは外科医、医師よりはパイロットになりたかったのかな?

今回の自分の人生は…こんな感じです。自分が世の中に必要と思うことは残します。
ちなみに江戸時代の医療であった漢方の古方は理論的にして残したいと思っています。

Flght Simulator 2004 Bigginers
posted by 杉幹雄 at 19:28 | Comment(0) | 漢方
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