すぎ内科クリニックの院長のブログです.

2019年08月11日

人間ドックへの違和感

ningendock.jpg

検診で「BNPが高い」と指摘された、と。
胸部レントゲンやECG(心電図)では大きな問題はない、と。
そんな人間ドックの結果でした。

BNPは血液検査だから…
基本的に心不全を決めるのはECGや胸部レントゲンだよな。
その検査が問題になっていないので…BNPの再検で良いだろう、と。

結果…やはりBNPは高い。患者さん本人には症状がない。
それならば…心機能の精査だけ病院に依頼すれば良いのかな?
とか、思っていました。。。

でも…診察をしていると不思議なことに。
SpO2測定では、酸素飽和度はまぁまぁだけど、脈拍がヤケに速い。
SpO2:97% HR:110〜120。
ECGでは、Sinus Tachycardia(洞性頻脈)とSTT変化(虚血性変化)を示す。

おかしいよなぁ〜これ。ソレハ(^.^)b

胸部レントゲンを追加しての結果に驚き! (゚o゚)/
CTR(心胸郭比)が60%を軽く越えている心肥大に愕然。
肺血管は拡張してないから呼吸困難はないんだよね。

CHF(Congestive Heart Failure):うっ血性心不全。

これは病院での治療が必要な状況だよな。
早く治療をしないと、今の内だったら後遺症は最低限。

医院のスタッフさん達の活躍もあり
近隣病院では受け入れを許可してくれました。
自分の生まれた病院に入院です。感謝です。

こんなことを顧みて考えるんだけど…
人間ドックって流れ作業なのかなぁ?

一つの検査異常では病気として判定されないので…
色々な角度からみて判断するのが医療だよなぁ。

こんな症例を経験すると…人間ドックって何なのかな?と思ったりするよな。
自由診療で保険請求がないから、収益は良いんだろうけど。

医療は人を救うためにあるのでは?
それは保険診療でも、自由診療でも変わらないのでは?とか思うな。

PS:
漢方専門になりたいとは思いますが…普通の医療も出来なくては融合が出来ません。
国立病院のCCU(心臓集中管理室)にいたこともあるんだよなぁ。
最初には嫌いだったCCUの仕事をしてみると楽しかったなぁ〜。
でも…漢方医学が好きなんだろうなぁ〜CCUも良いんだけどなぁ。

自分のことですが…医院を開業する前に経営を教えて下さった経営の先生が
亡くなってしまいました。自分を雑餉隈(ざっしょのくま)にも連れて行ってくれました。
「ここいら辺が…武田鉄矢のお母さんのタバコ屋さんがある場所なんだよ」と。
哀悼の意を捧げます。ありがとうございました。。・゚゚・(>_<)・゚゚・。

posted by 杉幹雄 at 18:22 | Comment(0) | 医療
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