すぎ内科クリニックの院長のブログです.

2020年05月24日

扁桃腺肥大とIgA腎症:背景臓器の重要性

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腎臓の糸球体が萎縮を始めている病理所見です。

ん〜〜〜
扁桃腺肥大と発熱を繰り返した患者さんの治療です。
IgA腎症の既往があります。

初診で受診していた時には、サワシリンの5日間投与で治っていました。

このためサワシリンを5日間と
例によって、カロナールやトランサミンを併用投与。

一時治るが、再発。
もう一度、同じ治療を施行するが、抗生剤を投与終了から1週間程度で再発。

今はコロナウイルス感染症がネックとなり咽頭液での溶連菌感染のチェックが
出来ない状況であるが、溶連菌感染が疑わしいためフロモックスを10日間投与。
解熱し、投与後の尿検では異常なし。これで終わったと思った。。。

1週間で再発。(T.T)
クラビットの投与として、併用する薬は同じ様な薬しかない。

IgA腎症に近くなってきている…マズいよね。
多分、この病態は他の臓器からの力を受けているに違いない。
漢方薬を併用するには少陽病期を待つしかない。

ご家族に連絡をして、治療方針を伝える。
「尿検で異常がなければ…漢方薬の併用をすることを提案」

数日後に患者さんが来院。
尿検にて異常がないこと、また太陽病から少陽病期に入っていることを確認。
この時点で実質臓器と管腔臓器の充血を取る漢方薬を併用。

今度は治癒していく。(´ヘ`;)ハァ
背景臓器に視点を当てなくては治らない症例でした。。。

この症例を顧みれば…コロナの肺炎も同じ発症機序の様に思われる。
肺には大きな問題がなく、他の臓器が力をかけている状況だから強い肺炎となる。
肺に力をかけている臓器を見つける視点を持たなくてはならないと考えるな。

PS:この様な病態が起きることを「背景場理論」として英語では説明しています。
この説明している自分で作ったサイトは「Stomach Cancer Theory」です。
でもねぇ…今はワクチンが出来る環境なんだから、何兆かかろうとワクチン開発を!
消費税を下げなくても良いから…上乗せ分の2%で速くワクチンを作らないと、なぁ。
(^_-)ネッ

posted by 杉幹雄 at 19:39 | Comment(0) | 医学
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