すぎ内科クリニックの院長のブログです.

2020年11月18日

4回目のコラム:病気の姿

researcher

ちまたでは…コロナ感染が猛威をふるっていますが、
今日の自分は、休診ですのでコラムを書いていました。

今回のコラムでは、自分が追い求めて来た「病気の姿」です。
漢方処方から病気の姿が浮かび上がることを書いています。

編集の方に
「一般の人には難しいかも知れません。」とメールしたら
「専門家は、それを分かり易く説明すること、
 編集者は専門家と読者の橋渡しをする仕事です」と返信を頂きました。

き・び・し・ぃ〜〜〜書くことに慣れることですねぇ。
でも、どんな仕事でも厳しいですねぇ〜。うん(^_^)

今回は3429文字で、出来るだけ丁寧に説明するスタンスで書いてみました。
そうしたら…編集の方から「おもしろい」との返信を頂きました。\(^o^)/

コロナ後は、嘘が通じない世の中になるよね。
その準備として、コラムを書く機会を与えて下さったこと感謝しています。

具体的には、コロナ後は利権とか金目当てとかは…長期的には保てないよな。
利権でもお金でもなく、世の中を明るくすることに気付いて動くことなんだろうね。

義父が話していたことを思い出します。
「お金を目当てにすれば…短期的には業績は良いかも知れない
 ただ…長続きはしない。やはり世の中を良くしようとする視点がなくては無理だね。」と。

明日は8時半から検診が2件あり、その後は一般診療です。
コラムは公開されたら、リンクを張りますので、もうしばらくお待ち下さい。

PS: 最近はトランスポーターにハマっています。
  とても格好良い映画ですね。エンディングテーマも良いね。
  あ・そう言えば、夏休み課題で東洋医学を書いた患者さんの娘さん
  銀賞を取ったとのこと。おめでとう!

posted by 杉幹雄 at 21:41 | Comment(0) | 病気

2019年12月08日

構造安定性と病気

kouzouantei.png

ん〜〜〜
医者でありながらも、この様な本を沢山読みました。
それは…本当の病気の姿を知りたかったからです。

この写真の人は
ルネ・トム(仏: René F. Thom, 1923年9月2日 - 2002年10月25日)と言う人で
フランスの数学者です。専門はトポロジー。カタストロフ理論の創始者です。
ウィキペディアより

このトムが興味を示したトポロジーとカタストロフィに関しては…
体内臓器の運動や人間の身体の成り立ち、病気への視点に対して重要な理論で…
今後の医学の発展の基礎になって行くと思われてなりません。


CCF_einstein.jpg

この写真はアインシュタインが日本に訪れた時を説明する展覧会での本の表紙です。
自分に取ってのアインシュタインは…最も敬愛する科学者です。
東洋哲学的にはアインシュタインは「陰陽の巨匠」です。

彼(アインシュタイン)の素朴な疑問…
「光より早い宇宙船に乗っていたら光はどの様に見えるんだろう?」
こんな汚れない子供の様な視点が大きな発見を生んでいくことになります。

時間と空間という巨大な運動体の中で如何に構造安定性を保つか?
ここが人体が生きることへの意味の原点に他なりません。
もちろん、病気が起きるメカニズムが依存している運動です。

この様に病気の数理的解明の基盤が出来上がっています。
この様な考えをどの様に利用し次世代の医学の発展につなげるか?
これが未来の医学への大きな鍵になって行くと思います。

身体の構造安定性と病気とは密接な関係があるに違いありません。
病気は身体を安定させるために起きる…生きるために起きる現象だと考えます。
この様な「病気を肯定する考え方」が今後の医学を左右します。

実は…そんな考え方と東洋医学の考え方が近いんですよね。
だから、江戸時代の医学は、当時の世界最高レベルだったに違いありません。
この考え方を捨てて…現代医学の視点だけを追うのは、どうかな?と。
日本という国は、それだけ重要な物を持っている世界に取って貴重な国です。

日本の特徴は…中医学の様に次々に付け加えない。
不要なものを排除して、必要な物のみを残すことが出来る国です。
二千年前の傷寒論が残っている様に重要な部分を、そのまま残す力を持っている国です。

Doctor-Xにはなれないけれど…Doctor-Z 程度にはなりたいよねぃ〜(^0^)。
ここまで来ると研究者なんだけど、医者は臨床が出来ないとなぁ〜。
てな訳で…研究を残そうと思いながらも、今は一介の開業医ですよねぇ。
ただ、研究者としての視点は臨床をしてても同じなんですよね。うん(^_^)

PS:「私…失敗しないので」かぁ…(笑)

posted by 杉幹雄 at 17:50 | Comment(0) | 病気

2019年11月13日

分かって欲しい2つの胃腸炎診断

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胃が悪い!と診療しに来ても、二つの場合があること。
これを消化器内科を専門としている医師に説明したいな。

ーーーーー
胃が調子わるいので…胃腸科に通っていました。
腹部の診察した医師からは…
「おかしい、お腹が張っている
 悪い病気かも?」とか言われた、と自分の診療を受けに来ました。

患者さんからは…
「この状態で2ヶ月、状態がなおらない」とか???
ーーーーー

診察して…溜息〜〜〜(´ヘ`;)ハァ
胃腸炎は2種類あると分かる医師は少ないのかも知れない。

1)腸炎を基盤とする胃腸炎
2)胃炎を基盤とする胃腸炎

この2種類があることになります。
胃と腸はつながっているから、どちらが悪くても同じような症状を出すんだよね。

この患者さんは胃が悪いと診断され胃薬だけを出されていた。
でも、これは腸炎を基盤とする病態なので、胃腸炎として治療する必要がある。
そんな治療をすると…直ぐに症状が取れていく。

「学校で教えられなかった!」ではなくて自分で気付くことだよなぁ。
 臨床は気づくことですよね。

と、言う自分も未熟です。。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
自分も診療が終わってから検査のデータが来て…
検査結果とにらめっこです。悪ければ患者さんに連絡します。
診療が8時に終われば、患者さんに連絡するのは10時前になります。
でも、患者さんは…その連絡を喜んで受け入れて下さいます。

それは自分が未熟なのを出来るだけなくそうとしているだけです。


docfigure.png

DoctorXかぁ…正しいことを言っている部分も多いよなぁ。
パソコン診断より、人間の感覚の方が正しい。

1人1人の患者さんを大切に診ながら
難しい患者さんには…どうにか病気への逃げ道を見つけるのが自分の姿です。

自分は完璧ではありませんので…
患者さんが良くなれば、患者さんと同じ様に嬉しいです。
患者さんが苦しんでいれば、患者さんと同じ様に苦しいです。

でも、その中から患者さんに一筋の光を当てることの大切さ。
その一筋の光を見つけることが医師の仕事だと思いながら診察しています。

受診している患者さんには笑顔で生活できる姿を望んでいます。
うん(^_^) うん(^_^)

PS:DoctorXのオーケストラバージョンってあるんですね。
  素敵…ですよねぇ〜うん(^_^)

posted by 杉幹雄 at 20:04 | Comment(0) | 病気

2019年07月22日

大人の巨大アデノイド漢方治療 続編

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アデノイド治療を継続している患者さん…
5週目に入って診察にきました。

右扁桃腺が半分程度まで縮小してきたのを見て…。
「これはぁ〜行けるかもぉ?」(^^)v

ここまで来れば治療方法は合っているはず…
後は治療の時間のみかな? ん〜〜〜半年程度かな?

と、言う訳で今回は1ヶ月分の処方をしました。
「良かった!」とか思いながら…今回の診察を終えました。

漢方薬の殆どは、首から下の胴体の変化を重要視して作られています。
「この様な漢方薬で…どうして頭の病気への治療効果があるか?」ですよね。

その答えは「頭と胴体は相対性運動を維持しているから」に他なりません。
だから…頭の病気でも、その根本原因は胴体にあることが多く
その胴体のバランスを整える治療をすると頭の病態も変化させることができる、と。

この相対性運動は宇宙では強力な力を持っていると言えます。
それは、その根源が時間と空間の相対性運動にあるからに他なりません。

そこで人間の身体が、時空間に存在するには…
当然、時空間の相対性運動を基盤に置かないと
「生きるという運動を安定化できないから」と推測できます。

アインシュタインが統一場理論を作りたかったのは有名です。
何故作りたかったか?と言えば、万物の根源の運動法則だからでしょうね。
宇宙科学だけでなく、医学を含む全ての科学の基盤になる理論だからです。

そんなアインシュタインのことも顧みながら…
「荒野の7人(magnificent seven)」を見ていました。
日本の「七人の侍」のストーリーですが…西部劇も素敵ですよね。
うん(^_^)

posted by 杉幹雄 at 00:37 | Comment(0) | 病気

2019年06月26日

大人の巨大アデノイド漢方治療

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あぁ〜
左右の扁桃腺肥大で、左右の扁桃腺が付いてしまっています。

患者さん:「手術した方が良いのでしょうか?」
自分  :「扁桃腺肥大の漢方治療は他の患者さんでもやっているので…
      まずは漢方治療をしてみれば…どうかな?」
患者さん:「お願いします」

とのことで…漢方治療が始まりました。

大人の扁桃腺肥大の漢方治療は3人目なのかな?
他の2人は…悪いときの1/3程度まで肥大が改善しています。

さて…今回は如何に???
診察をして、アデノイドの基本的な体質が認められたので漢方治療を開始。
そして2週間後の診察。

adenoid03.jpg

きっちりと左右の扁桃腺が付いてしまっていましたが…
1センチ程度の隙間が空いています。(^^)v

年少児からの扁桃腺肥大ですので、最低1年程度はかかると思いますが
漢方治療をしていれば扁桃腺肥大で手術にはならないという推測ができます。

大人の扁桃腺肥大治療は時間がかかることへの覚悟が必要です。
長い病気ほど…身体を元に戻すのは時間がかかります。
こんな感じで良くなって行く場合が多いように思います。

どうしても縮小しない時に手術は残しておいた方が良いのでは。
扁桃腺も必要性があり身体に作られる臓器なので…
確実に言えることは…温存が一番良いに決まっています。

漢方処方を知りたいのかも知れませんが、
人体には個性がありその個性を重要視しているのが漢方医学の長所です。

ちなみに「小柴胡湯加桔梗石膏」はアデノイドの適応に入っていますが…殆ど効きません。
何故…小柴胡湯加桔梗石膏がアデノイド治療の適応になっているのか?
多分…専門医でも柴胡剤系と黄連剤系を見分けることが出来ていないからでは?

病名投与よりは身体を見つめる医療が正しい回答を提示してくれる筈です。
そんな視点を持つ漢方での治療家が増えていくことを願っています。

PS: Zardは好きなんだよね。
  彼女は彼女なりに…一番良い音楽と歌詞を作ってきたに違いありません。
  それでなくては、こんなに心に染み込むはずがないからです。

posted by 杉幹雄 at 04:51 | Comment(0) | 病気