巷は七夕…でも自分というと、どういう訳だか?
アウシュビッツ強制収容所の動画を見ていました。
上の写真の日本人の方は…
アウシュビッツで日本人ガイドをしていらっしゃる中谷剛さんです。
「ヒットラーは…残虐だったのかも知れない。
でも、自由世界で認められた政治の手法を通して台頭して来た事実。
そして…アウシュビッツの悲劇を起こした事実に繋がります。
ドイツ経済が下降していた時代でもある反面…
選挙で勝たなくては…ヒットラーも生まれませんでした。
選挙で勝ち、連合政権を作り総統になりアウシュビッツで100万人以上を惨殺しました。
アウシュビッツ収容所での出来事は悲惨です。
収容所に入れば頭の毛を刈り剃られ囚人服を着せられ、抵抗が出来ない様にします。
あとは収容所管理者の思うがままです。
アウシュビッツ収容所所長で処刑されたフェルディナント・ヘスは
アウシュビッツ収容所の壁の外に奥さんと5人の子供と暮らしていました。
彼の子供が、囚人と監視員の役で遊んでいた姿をみて、ヘスは激怒した、と。
「人を憎んではいけない」と話す人でした。
またヘスが自分が処刑になると知ったときに息子さんへの遺言に…
「自分は他の人の言うことを信じて仕事をして生きてきた。
ただ…君には自分自身で判断して人生を渡って欲しい。」
そんな遺言を書いた人で、ごく普通の人が虐殺に関係していました。
そこで中谷剛さんは話します。
今、ここでアウシュビッツを案内して自分がすべきことは
この様なことが実際にあり、誰でも加害者になり得ること…
このアウシュビッツを見て、ご自分で考えて頂きたい。」と。
このことは今の全ての人に当てはまるのではないか?と思います。
回りの人がしているから正しいのではなく…
自分で考えることの大切さをアウシュビッツは教えてくれるのだ、と思います。
何が正しく、また何が間違っているのか?
それを自分自身の感性で把握しなければ、当時のドイツと同じになります。

(アウシュビッツ収容所:鉄道入り口)
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そうだなぁ〜これって現代の鶏のブロイラーと似ていません???
鳥かごに鳥を入れて食事を与え、成長したら殺して肉を食べます。
結局、人間って生きるのには他の生物の生を食べなくては生きられないので…
人間が生きること自体が罪深い存在なのかな?と思いますよね。
今の時代の日常でも…同じ様なことはしている訳ですよね。
だから…その罪を実感出来るか?どうか?では??? (^_-)ネッ
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また、それは…現代医学からも垣間見られます。
大きな建物の巨大病院は医学の権力の象徴です。
でも…果たして、それが今後の医学で正しいのか?は分かりません。
病院は今の常識の治療をしていますが、今後の医学ではどうなるのでしょう?
この点においては…アウシュビッツと今の医学は変わりないのです。
極端な比較ですが、ドイツはユダヤ人を敵視して迫害しました。
同様に、もし病気に必然性があるものならば…必然性を消すことが本当の医学。
でも病気の必然性を無視しを敵視して迫害する医療ならば、
もはや現代医学もアウシュビッツと同じになってしまいます。
そんなことを考えながら保険請求の仕事をしていました。
特に漢方薬を使うのには治療の説明が必要ですので…
レセプト上に書き記す「傷病詳記」という作業を繰り返します。
この様な傷病詳記は一般治療よりも詳しく書かなくてはなりません。
作業は大変ですが…漢方医学が正しいのならば、それも大切と考えています。
自分自身で考えること…
そんなことを再認識させてくれる一日でした。
世の中にとって必要なものは残ります。
でも…必要でないものは変わって行きます。
その中での正しさを自分自身で確認し歩んで行くことが
本当の正しさを生きる道しるべになると思われてなりません。