すぎ内科クリニックの院長のブログです.

2018年02月13日

発癌理論 Theory of Carcinogenesis :要約 Abstruct

SugiMedicalResarch

ん〜〜〜

自分が真面目か?どうかは分からないけど。
たまには…医学専門家でも意味を読み取るのが大変という
研究者的な記事も書いたりします。医者の宿命だよね。

病気を知りたい!という気持から…30の時から考えてきたことなので
この記事をお読みになった研究者の方には、さ。
この考え通りになることを研究で証明して欲しいな。

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(日本語版:Japanese Version) 

胃癌(腺癌)は萎縮性胃炎を伴った胃に起きやすいと理論的に説明が可能です。この根本的な原因は胃粘膜層と胃粘膜固有層との間に、組織的が歪みが起きることが根本的な原因です。

今の胃癌リスク検診でのペプシノゲンの検査とピロリ抗体の検査の理論的意味合いは、発癌の2つのステップを満たします。Initiation(発癌の初期条件)とPromotion(増幅)の二つの段階を精査することです。萎縮性胃炎になるということは発癌の初期条件(Initiation)が出来上がることです。その組織を増幅する力(Promotion)が2段階目の発癌条件です。

この発癌の課程は3つに分かれます。

第一段階(初期歪みの誕生:初期歪み):胃壁の粘膜と粘膜固有層の間に、代謝活動を基盤とする相対的な違いが起きます。理論的には、この状況は臓器に「初期歪み」が生じた状態となります。胃癌の初期には胃粘膜の粘膜固有層に近い部分から発癌することが分かっています。

第二段階(初期歪みの増幅:二次歪み):第一段階で生じた初期歪みが増幅される過程です。萎縮性胃炎になることは他の臓器と比べて胃の運動量が減少していることを意味しています。胃と他の臓器との運動量の違いが胃にかかる力になります。この力によって胃に生じた初期歪みが増幅されることになります。徐々に初期歪みが増幅され大きくなっていく段階です。

第三段階(腫瘍歪みの誕生:三次歪み):身体は安定性を望みます…それは生を維持するためです。大きな歪みが出来たときに身体がすることは…如何に、その大きな歪みを見かけ上なくすか!です。大きな歪みに耐えられない胃壁に変化が起きます。大きな歪みの頂点に…「歪みの穴」が出来ます。その穴に出来るのが別の組織に変わって行くことになります。萎縮性胃炎ならば運動量が低いため、運動量を多く含む細胞を望むでしょう。その運動量が高い細胞ががん細胞なのです。

この理論解析において重要であることは、胃の発癌だけでなく、他の管腔臓器:気管支・食道・胆嚢・大腸・膀胱・子宮・膣などは、層状に出来ている臓器の壁の相対的な代謝変化が発癌の基盤にある。それは胃でなくでも管腔臓器であるならば癌の基盤となる初期歪みを基盤として発癌を起こしていると考えられる点にある。


−−−−−要約の原文:自分で書いた英語の原文です−−−−−
The stomach with atrophic gastritis can theoretically be considered freaquently to cause adenocarcinoma on the basis of "tissue distortion" that occurs in between the mucosal epithelium and the lamina propria mucosae. 

This process can be divided into three steps. First of all, the stomach causes the relative difference in metabolic activity between the mucosal epithelium and the lamina propria mucosae. This relative difference in metabolic activity works as primary tissue distortion. Next, the stomach amplifies the tissue distortion by decreasing the momentum. Lastly, to neutralize the amplified tissue distortion, the stomach causes new tissue distortion at the peak of the amplified tissue distortion. This new tissue distortion has the ability to transform its own containing cells into cancer cells; in addition, it arises from the mucosal epithelium nearby the lamina propria mucosae. Thus, adenocarcinoma occurs in there: the mucosal epithelium nearby the lamina propria mucosae. 

Importantly, besides the stomach, other hollow organs such as the bronchus, the esophagus, the gallbladder, the large intestine, the urinary bladder, the vagina and so on, can also be considered to cause cancer almost by the same mechanism: the relative difference in metabolic activity among the layers.
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胃癌発癌理論 要約

この図は胃壁の断面を描いているんだけど…
人間の臓器の壁(管腔臓器の壁)は…層状になって構成されています。

その層状の部分の代謝回転が変われば…
そこには歪みが出来るんだよね。分かるかな???

簡単な現象に例えれば…
堅く厚いプラスチックの上に薄いプラスチックが貼ってある状態で
表面の薄いプラスチックがはがれても、堅く厚いプラスチックはそのままでしょ?
この違いが2層の間に歪みを作る訳なんだけど。組織は壊死が出来にくいじゃない。

強い歪みになってくると空間安定性が必要なんだよね。
じゃ〜どうする? 安定させる方法を実行しているわけ。

台風の目の場所と腫瘍の部分が
同じ力学によってできあがっていると言えるよね。

台風の安定性

これ大きな台風なんだけど…
大気の歪みが強い中央部に下降気流を作って、回りの上昇気流とバランスを取っている。
こんな現象はシステム安定性の鉄則だよね。

それならば…当然、身体も身体も同じ現象を見せる訳。
分かるかなぁ?(^。^/)ウフッ
posted by 杉幹雄 at 12:23 | Comment(0) | 胃癌発癌理論