
小柴胡湯加桔梗石膏です。
添付書類での保険適用病名は、咽喉がはれて痛む次の諸症:扁桃炎、扁桃周囲炎、とかです。
添付書類での保険適用病名は、咽喉がはれて痛む次の諸症:扁桃炎、扁桃周囲炎、とかです。
残念ながら自分は、咽頭炎でこの処方をほぼ使いません。実際には柴胡剤適応の扁桃炎や扁桃周囲炎の患者さんをみたことがありません。はて??? この理由は「今の世の中が世知辛い」からです。柴胡剤が頻用される時代は世の中が安定しており、ストレスが少なく太ってくる人が多いのですが、今はそんな時代ではないことを漢方薬が示していることになります。
小柴胡湯は非常に強固にバランスが取れている処方であり…構成薬草は柴胡6.0;半夏5.0;生姜4.0;黄芩・人参・大棗各3.0;甘草2.0という配合です。これに桔梗石膏(桔梗と石膏の合剤)が加えてあります。
これが何を意味するのか?ということを考えずに…「咽頭炎=小柴胡湯加桔梗石膏」だけの知識で使っている医師が多い様に思います。これでは病名投与の弊害が出てくるに他なりません。漢方処方の意味も意味も分からなければ…患者さんを治すことも出来ないと思います。
ここで「小柴胡湯とは、どんな処方か?」考えてみたいと思います。自分の感覚でしかないかもしれませんが、どんな処方なのかを示した納得できる書物がありません。このため自分なりに小柴胡湯を分析してみます。
ここで「小柴胡湯とは、どんな処方か?」考えてみたいと思います。自分の感覚でしかないかもしれませんが、どんな処方なのかを示した納得できる書物がありません。このため自分なりに小柴胡湯を分析してみます。
この処方は身体の中で表と裏を小腸と肝臓に分けている処方になります。
肝臓: 柴胡(血)・黄芩(水)・半夏(気)の3種類が裏の処方です。
小腸: 人参(血)・生姜(水)・大棗(気)の3種類が表の処方です。
間に太極である甘草が入っており表裏の調和をしています。
小腸: 人参(血)・生姜(水)・大棗(気)の3種類が表の処方です。
間に太極である甘草が入っており表裏の調和をしています。
この薬草形成からすれば、この小柴胡湯の意味合いが分かります。「肝臓のうっ血がある反面、これを起こした原因が腸の力の低下」による病態です。陰陽バランスをしっかりと捉えている薬ですので…この様な処方は長期処方には向きません…最後の治療の部分で肝臓と小腸のバランスを取らせるような処方になります。ですから下手に長期に使うと間質性肺炎にもなり得る劇薬にもなると言うことも意味しています。

人間も男女に分かれています。
人が異性を好きになる、ということは、素敵なことですよね。
なぜ、今になって「東京ラブストーリー」なのか?と言えば‥自分は医院で使うものをAmazonで購入することが多いのですが早急に必要なことがあるため「AmazonPrime」に入っています。すると…Amazonでの動画も見ることが出来る様になります。いまは「東京ラブストーリー」がアップロードされており昔を懐かしんで見ています。。。とても素敵なドラマです。鈴木保奈美演じる「リカ」の演技はとても素敵です。放映された当時…このドラマの時間には歩いている人が少なくなる、とも言われた恋愛ドラマの名作の一つです。
そんなことを振り返り…感じることは。
漢方の陰陽も男女の陰陽も変わりない…そんなことを感じます。人間であろうと臓器であろうと陰陽ならば引き合うのが自然の姿です。
こんなことからすれば…
世の中の色々な現象は単純な運動に支配され集約されることになります。それを求めたのがアインシュタインに他ならないのですが。その真意が理解できれば…人生の指針になる程の力はありますよね。本当に。
PS:このブログは患者さん向けに…自分そのままを書いていますが、今日は、患者さんから「先生!東京ラブストーリーを見た!」とか、「私もDoctorXが好き!」とか言われたりします…(^^ゞ。ブログを見て頂いている患者さん方には感謝です。ん〜〜〜クリニックのブログとしては…かなりズレていますが、院長の自分を出すことが一つの目的のブログなので、このスタイルは変えません。友達からは「お前はブログは書くのを楽しんでる!」とか言われますが…真剣に考えて書いている部分と飛んじゃう部分があるブログが自分の好みかな?(^_-)ネッ